2025.06.21 02:30剣道と居合の違い 剣道未経験なのですが、大丈夫でしょうか?これから居合を始められようとする入門希望者から、必ずいただく質問です。私も含めて確かに剣道有段者の方は多いです。 剣道は、江戸時代の太平の世に剣術が御前試合などの目的で競技化されたもので、後の「竹刀」の発明により、激しく打ち込むスタイルに変わっていきました。それまでは「斬る」だったものが「打つ」に...
2025.06.15 03:40「礼」にはじまる居合道に限らず、武道の世界では礼法をとても重んじます。道場(体育館)など、これから立ち入り武術の鍛錬をする「場所」に対する礼をしますが、これはこの場所をお借りしますという感謝の礼です。礼をして入ったら、そこはすでに武術鍛錬の場。気持ちの切り替えをします。次に神前の例。本来、道場には神棚があり、そちらに向かい深々と礼をします。居合の場合、地...
2025.06.10 15:13根っこが肝。枝葉ばかりを気にするべからず。 あるとき、20代竹嶋ご宗家が、倒れている木を見て、一緒にいた当支部の杉浦 薫先生に問いかけます。「おんしゃぁ、あの木はどうして倒れたのかわかるか?」杉浦 薫先生は「さぁ、先日の台風で倒れたんじゃないでしょうか」と返答します。竹嶋先生は、「あれは根っこが弱っちょったき倒れたが。居合も同じじゃ〜、解るろ?」と居合を木に例えて教えてくれたそう...
2025.05.25 13:08形、業前は違えど「刀法」は皆同じ 林崎甚助源重信公により考案、体現化されたものが居合術ですが、その後も名のある侍たちが、己の剣に取り入れます。侍は元々、古くは中条流や陰流、ト伝流など、何かしらの剣術を修行していますから、林崎流居合術を取り込む事により、さらに新しい剣術が生まれたであろう事は、誰でも推測できます。 土佐に伝わった英信流を遡ると、田宮流などをたどり、長谷川主...
2025.05.20 14:40抜かずして勝つ。抜く時は死ぬる気で抜く。 居合術とは居て合わす術であり、言わば護身術のようなものです。いざという時に、己の命、守るべき者の命のために抜きます。居合使いは、一生に一度あるかないかの命のかけひきに備え、毎日人知れず稽古を積み、業を鍛錬します。ですので、無闇矢鱈に自ら人前に出て、業をみせびらかすものでは無いのです。争いを好まず、争いの種を生まず、目立たず、主張せず、世...
2025.03.22 10:31ドーベルマン刑事やブラック・エンジェルズでおなじみの漫画家 平松伸二先生も当流の剣士なのだ!週刊少年ジャンプ、ドーベルマン刑事やブラック・エンジェルズで一時代を築いた平松伸二先生。実は東京支部の剣士としていつも一緒に稽古しています。当サイトでも平松先生が描いてくれたイラストを使用していますが、たまにご褒美で仲間に色紙を描いてくれたり。現在、コミック「乱」に連載中の大江戸ブラック・エンジェルズ(1巻から5巻まで発売中)を買ってきて...