2025.05.25 13:08形、業前は違えど「刀法」は皆同じ 林崎甚助源重信公により考案、体現化されたものが居合術ですが、その後も名のある侍たちが、己の剣に取り入れます。侍は元々、古くは中条流や陰流、ト伝流など、何かしらの剣術を修行していますから、林崎流居合術を取り込む事により、さらに新しい剣術が生まれたであろう事は、誰でも推測できます。 土佐に伝わった英信流を遡ると、田宮流などをたどり、長谷川主...
2025.05.20 14:40抜かずして勝つ。抜く時は死ぬる気で抜く。 居合術とは居て合わす術であり、言わば護身術のようなものです。いざという時に、己の命、守るべき者の命のために抜きます。居合使いは、一生に一度あるかないかの命のかけひきに備え、毎日人知れず稽古を積み、業を鍛錬します。ですので、無闇矢鱈に自ら人前に出て、業をみせびらかすものでは無いのです。争いを好まず、争いの種を生まず、目立たず、主張せず、世...
2025.05.18 12:38東京支部合同稽古を開催しました前日の雨による湿気で、蒸し蒸しする5月18日の日曜日。銀座道場とひばりヶ丘道場の剣士が集まる合同稽古会をひばりヶ丘道場で開催しました。正座の業を10本(介錯を除いた)を、先生の号令に合わせて抜く、「総抜き」から始まります。先生が一つ手を打ち、その音を仮想敵の放つ気ととらえ、仮想敵の動作に応じて抜いていくわけです。ですので、仮想敵の想定は、...
2025.05.12 15:48全国居合道連盟 第49回 大会並称号段位審査会 5月10日、11日の日程で、広島(広島県立総合体育館武道場)にて全国居合道第49回大会(通称:全国大会)が開催されました。東京支部からは2名。銀座道場のO剣士(錬士六段)とひばりヶ丘道場からは、私、杉浦(五段)が参加。称号段位審査会(通称:昇段審査)も受審してきました。昇段審査は10日の午後から行われます。 一時間前に会場に着くと、すで...